ピアノとお話してきた的な

こんにちは。銭本です☆
先日、とある場所のベヒシュタインを弾く機会に恵まれました。
ベヒシュタインは、ドイツ生まれのピアノ
スタンウェイ&サンズ(アメリカ)、ベーゼンドルファー(オーストリア)と合わせて世界三大ピアノのひとつと言われています。
私の愛するチェリビダッケや、ドビュッシー、チック・コリアも愛したピアノ。
そんなベヒシュタインさん、
こんな拙い弾き方の私でさえ
「私、凄いかも!」
と思わせる懐の深さ。
一音ごとに変わる響きと音色。
ぽーんと鳴らした音符に意思がある.....
博識の執事さんとお話しているような感触なのです。
あ、ホテルのコンシェルジュとかですかね....
「お探しのものはこちらですか??」
とピアノが語ってくれるのです。
立ち上がりのクリアな反応にしばし子供のように没頭していました。
これまでにいろんなところのいろんなピアノを弾く経験に恵まれましたが、
「背中を押してくれるピアノ」
には初めて出会った気がします。
帰ってきてから表町教室のピアノを弾いてみました。
表町教室のピアノは
「お帰りなさーい♪」
優しく迎えてくれました。
沢山の生徒さんが弾いてきた表町のピアノ。
なんかこれはこれで好きだな。
と思った瞬間でした。
心なしか私自身の音色が増えた感じがします。
フルートと違って持ち運べないピアノ
(ミケランジェリとかホロヴィッツの例がありますけど一般的には)
の醍醐味ってこういう所なのかな、
もっと色んな魅力をピアノと一緒に引き出せるプレイヤーになりたいなー
と思ったのでした。
さて、今月はモーツァルトにシューマン、ラフマニノフとカルロスジョビンetc.
練習しよーっと。
P.s.
今週末の演奏会『エル・ポッド』、それから『キッズサマーパーティ第2部』は
定員に達しましたので、締め切らせていただいておりますmm