~南米編~旅するヴァイオリン 第21話【マナウス入港~お別れ】

お話の続きです!
真夜中、となりのおばちゃんが、降りていきました。
スペースが空いたところに、アンドレイアはハンモックを移動して来て、吊るしました。
真夜中なので、当然、また寝ます ドキドキしながら 笑
マナウス付近のアマゾン川は、アンデス山脈(ペルー方向)から流れてくる、白茶色いソリモンス川(コーヒー牛乳色)と、ギアナ高地(コロンビア方面)から流れてくる、赤褐色(ほぼ黒色、コカコーラ)のネグロ川が合流する地点ですが、水温と水流の差から70㎞にもわたって、混ざり合うことなく同じ川の中を別々に流れています。


さあ!今日は、みんなとのお別れの日、
目的地アマゾン最大の街マナウスに到着する日です。
朝起きて、朝食の後
僕はこの船に乗って初めて、ハンモックデッキで、ヴァイオリンを弾きました。
アンドレイアもサヴィも、ボッテリ家族(第18話)も、みんなみんな喜んでくれました。
お別れまでのほんの数時間のあいだ、彼女とはお話をしたり、似顔絵を描き合ったりしながら、
楽しい時間が流れていきました。
思いがけず出会った女性は、素敵な人でした。
さて! さて! さて!!!
アマゾンスター号 マナウスの大きな港に着きましたよ。
船で仲良くなった一人一人と、握手やハグやベシート(ほっぺとほっぺのキス)して、
お別れ。
みんな、それぞれ、バスや小舟に乗り継ぎいで行きました!!
さあ、僕も船降りたら、この街で世話になる宿探さなくちゃね。