~南米編~旅するヴァイオリン 第23話【ボア・ビスタ/ストリートセッション1】

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こんにちは。ヴァイオリン大岩です!
すっかり春らしく暖かくなってきましたね。今朝、事務所前の畑を耕しました~
今年は何を植えようかなあ~


さて、南米編の続きです~
ちなみにこちらは5月29日です^^ 南米はほとんどの国が南半球にありますので、5月は秋で、これから冬になるところです。今は熱帯にいるので秋冬といっても暑いんですけど…

昨日は、18時発のボア・ビスタ行きのバスに乗るため、ホトビアリア(バスターミナル)方面への市バスに乗っていました。
市バスでは、みんなが、ほんとにみんな!が『ホトビアリアは、この次で降りるんだよ』と口々に教えてくれ、そのうちの一人のおっちゃんは、バスの出口まで僕の荷物を運んでくれました。
なんていい人たちばかりなんだろう。と心から思いました。マナウス万歳!!

さて、さて、
今朝、ブラジルとベネズエラの国境…ブラジル側の町ボア・ビスタに着きました。
【メモ6】 大陸は国境が陸(川や湖の向こうとこっちで分かれている場合もあります)でつながっていることがほとんどですが、出入国の際は国境、、まさに境界の手前の、今いる国の建物で出国審査をしてもらい、数分歩いて国境を渡り、入国側の国の建物で審査をしてもらうのが普通です。地元の人やトラックは審査の後自分の車に乗って国境を通過します。国境は山の峠のあたりにあることも多いので、町の中心部からは、出入国が多い国境(ああ、国境はお互いの国と国の間の主要幹線道路にはたいていあります)だとバスや乗り合いタクシー、ちょっとマニアックな出入りの少ないところだとタクシー、出入国が難しい、ややこしいルートだと、現地で国境越えツアーに参加してガイドさんに頼ります。
【メモ7】 入国にビザが必要な国の場合、ビザは国境や国境の町ではゲットできないことがほとんどなので、相手国大使館や領事館がある街に行き、そこでビザを発給してもらわねばならないので、めんどくさいです。なので、そこらへんは計画的に日本にいるうちにビザを取得しておくのがラクチン。

バスターミナルから市街地まで、少し距離があるので、バスで移動しようと思ったのですが、
どれがバスだかわからず、仕方なく乗用車の乗り合いタクシーに乗りました。みんな”タクシー”に乗るのだから、この町の人たちは随分とお金持ちなんだなあと思っていたら、
どうやら、これがここの”バス”らしいです。

すぐ市街地到着!

宿を探しながらメインストリートをふらふらしていると、
ギターの弾き語りをしているおっちゃん発見!

さっそく仲間に入れてもらい、3曲♪
これ、ヴァイオリンと弾き語りの組み合わせが、このあたりだと珍しかったのか
急に人だかりができてきて、おっちゃん一儲け。数泊分の宿代にはなるね。
※僕は国外、特に途上国ではチップ、ギャラはもらわないスタンスで弾いているので、お金は全部共演させてもらった地元のミュージシャンに取ってもらっています。

ギター弾き語りの中に入れてもらうには、それなりに即興、アドリブの技術と経験がいります。
あと歌の邪魔をしないようにしないといけないので、歌っているときにヴァイオリンの音を入れすぎるのも× 基本的にはコード構成音のロングトーンかリズムカッティング。歌の入っていない部分で、メロディ的なのを入れます。そのメロディ的なのは、数小節単位でなるべくリフレインさせたほうが聴いてる人はわかりやすいですね。

①参加する前に曲のキー(Aメジャー=イ長調 とか Cm=ハ短調 とか)やコード進行を確認します。『聴音』ですね。ちなみにギターはシャープ系の響きが得意なので、ささっと入るには、そのあたりも参考になります。(管楽器はフラット系…ですが、ヴァイオリンは音量負けするので、マイクなしでは路上での共演はほぼできません 泣)
弾き語りの人のギターはA=440ヘルツで弾いていないことも多いので、そこに合わすにはヴァイオリン!『フレット』が無いから音程を合わすのに便利です。
②1コーラス目を聴いて、2コーラス目からおもむろに弾きながら入っていくとやりやすいです。
③入ったら、譜面台に置いてある、歌詞にコード書いた楽譜を勝手にチラ見しながら弾きます 笑
④あとはアドリブのセンス!ですね。こっちのほうが重要なんですけどね。ジャズ理論やカッティングパターンなんかを勉強していろんな曲やコード進行に合わせてバリエーション練習するしかないっすかねえ。
↑↑特に正しいやり方や手順があるわけじゃないです 笑

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つづく!
Lapin-Music(ラパンミュージック) 岡山
Posted byLapin-Music(ラパンミュージック) 岡山