2ヶ月ほど日本に滞在していたプロコフィエフ
みなさまこんにちは!
ピアノのかさいです
急に涼しくなりましたね〜
いきなり秋がやってきた感じ…笑
この間、プロコフィエフ作曲のバレエ『ロミオとジュリエット』を観ました
(1984年収録 英国ロイヤル・バレエ団)
このロミジュリの中だと
「騎士たちの踊り」という曲が有名ですね
昔、某携帯会社のCMや
のだめのミルヒーのテーマ曲で、
この曲が使われていました
(プロコフィエフ本人によって編曲されたピアノ独奏版の方だったと思いますが)
ピアノ独奏版の他にオーケストラ版も本人によって編曲されているのですが、そちらの組曲の方では
この曲は「モンタギュー家とキャピュレット家」という題名になっています
なんでプロコフィエフは
こんなに編曲版を作ったのかというと
元々バレエ学校の創立祭で上演するために依頼され作曲したのですが、酷評であったようで、契約を破棄され、、
なかなかバレエ上演の見通しがたたなかったため
オーケストラ演奏用の組曲に編曲して、そちらを先に発表
そしてピアノ独奏用にも編曲して、自身によって初演
バレエはその1年後に無事に初演されて、大成功だったようです。
ちなみに契約破棄の原因の一つが、
踊るには音楽が難しすぎるということだったのと
もう一つが
物語の結末を改変して、ハッピーエンドになるよう台本を書き直したことだともいわれています
(物語自体はシェイクスピアの戯曲をもとにしているので、本当は最後に死んじゃうのですが…)
プロコフィエフ曰く
生きている人は踊ることができるが死者は踊れないという理由だったようで、、
その気持ちは分かりますよね(笑)
でも結局は、原作通りの悲劇に書き換えられました
私的には、この最後の悲劇の場面が1番好きなので、これで良かったと思っています笑
本当に圧巻の演技を観ることができるので
オススメです
初めて観た時は本当に衝撃でした
死者が踊っていますからね、、
…このラストの衝撃を皆さんに伝えたいがために
こんなに長々、色々と書いてしまいました笑
気になる方は是非!
悲劇ですが (笑)
ちなみに
プロコフィエフは
交響的物語『ピーターと狼』もオススメです
こちらは可愛らしいので
キッズにもオススメ!!!
個人的にはピアノソナタも好きですね
数年前に発表会で2番を弾いた生徒さんもいました
弾くには技術も体力もいりますが…!
聴く分には気軽に楽しめる(?)と思います笑
あまり馴染みのある作曲家ではないかな〜と思いますが
これを機会に、良ければプロコフィエフを是非!
聴いてみてください〜
顔もカッコ良いです
笑